【古事記の世界】三貴子の誕生

イザナキが命からがら黄泉の国から逃げ帰ってきたイザナキは、身体についた穢れを落とす為に筑紫の日向の阿波伎(あはき)の原(現・宮崎県宮崎市)で禊を行います。

イザナキが衣を脱ぐと12の神々が生まれ、そしてさらに水の中に入り身体を洗っていると10柱の神が生まれました。そして、最後にイザナキが顔をすすいだところ、まず左目を洗うとアマテラス(天照大御神)が生まれます。さらに右目を洗うとツクヨミ(月読)、鼻を洗うとスサノオ須佐之男)が誕生します。

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この三貴子(みはしらのうずのみこ)の誕生を見たイザナキは、「最後に貴い子が生まれた」と喜びます。そしてアマテラスに高天原を、ツクヨミには夜の食国を、スサノオには海原をそれぞれ統治するように命じました。