弥生時代にタイムスリ~ップ! 北内郭編

吉野ヶ里遺跡に行ったのは、去年の11月25日だからもう2ヶ月以上経ちました。
ブログネタに賞味期限があったら大変な事でした。(*´ω`*)ゞエヘ

「近場の歴史」に興味を持ち出してからの初の遠征でもあったし、コレだけ弥生時代の遺跡が復元された施設も無いでしょうから、見て学んだ全てを書きたいと思いながらも、中々筆が進まず、やっとクニの中で最も大きな建物でもある主祭殿のある北内郭へたどり着きました。

イメージ 4



北内郭にある主祭殿は、
吉野ケ里集落だけでなく、吉野ヶ里を中心とするクニ全体にとって最も重要な場所であったと考えられています。

イメージ 3



それでは、主祭殿を覗いてみましょう。先ずは2階から、吉野ヶ里のクニ全体の重要な祀りが開かれており、吉野ヶ里の王やリーダーたち、さらには周辺のムラの長が集まっている様子です。田植えや稲刈りの日取りを決めたり、季節ごとのお祭りの日を決めたり、また大きな「市」を開く日取りを決めるなど、吉野ヶ里を中心とするクニ全体の重要な物事についての儀礼的な話し合いと祖先への祀りが行われていた場所と考えられています。


イメージ 1



また当時は、重要な物事が話し合いでは決まらない時には3階の最高司祭者(祖先・神の声を聞くことができる特殊な能力を持った人)に祖先の声を聞いてもらい、その声に従って決定していったと考えられています。

イメージ 5



3階の様子です。祖先の霊のお告げを聞く祈りを行っています。この結果は従者によって2階で会議を行っている王やリーダーたちに伝えられます。

イメージ 2

説明板の最高司祭者の神がかりの様子の絵

最高司祭者(巫女)が、祖霊からお告げを授かるために、蔓を頭や身体に巻き、手に小笹を持って、琴の音に合わせて神がかりをしょうとしています。巫女の発するお告げを、聞き分け、伝える人が、控えています。鏡や玉・剣は、巫女が、祖霊と交信するための祭具です。
出典 地図・説明文は吉野ヶ里遺跡公園HP

ε-(´・`) フー

やっと次回で『弥生時代にタイムスリ~ップ』も最終章になる歴代の王が埋葬されている特別なお墓である"北墳丘墓"ここもすごい施設でした。



to be continued