【古事記の世界】天岩戸に隠れアメノウズメが誘い出す

太陽の化身でもあるアマテラスが天岩戸に隠れた為、世界は闇に閉ざされてしまいます。八百万(やおよろず)の神々は集まって相談し、知恵の神の思兼神(オモイカネノカミ)を中心に作戦をたてます。


まず、イシコリドメ八咫鏡(三種の神器の1つとなる)を、玉祖命タマノオヤ)には玉飾りをつくらせ、アメノコヤネノミコトなど祭の神々が集まり、岩戸の前に供え物が並べられ、アメノコヤネ祝詞を献上するなか、玉飾りと鏡を結んだマサカキを携えた神々が岩戸の外を取り囲みます。岩戸の前では天鈿女命(アメノウズメ)が胸をさらけ出し、裳の紐を陰部までおし下げて踊った。踊りを舞い、これを八百万の神々がはやしたてます。

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八百万の神々が一斉に笑った。大いに笑った。アメノウズメの踊りは人々の笑顔によって太陽を元気づける宮廷の鎮魂祭の呪術であった。