弥生時代にタイムスリップ! 南内郭編

南内郭に入りました。ここの居住者達は政治や行政を司った者たちであったと想定されます。南内郭の近辺からは青銅器鋳型が発見されており、青銅器や玉などの祭具の制作や調達を担っていた可能性が考えられます。

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魏志倭人伝の記述等から、弥生時代は、大人・下戸・生口と身分があったそうです。

大人(たいじん) 国の支配者

下戸(げこ) 一般的な身分

生口(せいこう)最も下位の階層


この南内郭は、物見櫓が配置されるなど、祭事の中枢である北南郭と同じ構造を持っているため、吉野ヶ里一国の最高政治権者である「王」と、統治機構を分担して担う「クニ」の支配者層が暮らしていたと考えられます。

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大人層は、一般的な農業労働には従事せず、その監督や生活的・行政的活動を主たる仕事としていたと想定されます。

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こうした大人層の人々が暮らす南内郭では広場に男性達が集まり、集会を行います。(吉野ヶ里歴史公園のHP参考)

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椅子の上に一つだけ縄で編んである座布団が置いてありました。直接だと木の硬さと冷たさとで、辛いですが、この上に座るとクッション性も良くいつまでも座っていても大丈夫そうでしたよ~ひょっとしたら座布団の元祖かも…

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そうそう吉野ヶ里歴史公園のキャラクターのひみか&やよいです。名前の由来は、ひみかは、東脊振村の「ひ」、三田川町の「み」、神埼町の「か」、より名付けられました。やよいは、一般公募より決めたらしいですよ