糸島の肥前狛犬
まさか糸島で肥前狛犬とお会いするとは、先日訪れた福岡県糸島市に鎮座する「加布里天満宮」をご案内致します。
肥前狛犬とは、16世紀後半、戦国時代末期から江戸時代中期の約200年の間に肥前地方で製作され、佐賀県、長崎県、福岡県等に広まっていったといわれている可愛らしい狛犬の事です。
鳥居の影にこちら様が肥前狛犬様です。可愛らしいですよね~口が開いているので、阿形でしょうか
こんな鳥居の柱の影に
こちらの狛犬様は輪郭がなくなってしまってますが吽形だったでしょう
土俵も在ります。相撲は神事でもありますからね他にも、相撲、舞楽、流鏑馬、競馬(くらべうま)などが行われ、天下泰平・子孫繁栄・五穀豊穣・大漁等の意味合いを持つことも在ります。神社で行われる神事相撲と云う祭事は、二者のどちらが勝つかにより、五穀豊穣や豊漁を占い、そのため、勝負の多くは1勝1敗で決着するようになっているそうです。
こちらの鳥居は御社殿前の肥前鳥居です
振り向くと可也山が真っ正面いい眺めです。
お詣りしたあと、左側に進みますと天降天神社が鎮座されています。以前、今宿にあったものを大正三年に天満宮東側に遷宮されたそうです。ご祭神は、瓊瓊杵尊、木花咲耶姫尊、彦火火出見尊、素盞鳴尊です。
この四柱で、以前は独立した神社だったらしいのですが、土砂崩れで倒壊したらしく、こちらに祀られたそうです。瓊瓊杵尊と木花咲耶姫は夫婦で、彦火火出見尊は子供と家族で繋がってますので、素盞鳴尊は境内社として祀られていたと思います。
可愛い過ぎ!でもこちらの狛犬様は阿形の一体しかおられません。災害で失われたのか、盗難の被害にあったのかも