伊邪那岐が十握の剣で切った神石や鬼が一夜で作った階段もある東霧島神社
《霧島弾丸ツアー⛩️東霧島神社》
霧島六社権現巡りの三社目になります東霧島神社ですが、ここはパワー炸裂見所満載の神社さまです。
霧島六社権現の一社で、東(つま)霧島神社昔、東の事を「あづま」と呼んでいましたが、いつ頃からか「あ」が取れて呼ばれる様になったらしいです。
⛩️東霧島神社
📍 宮崎県都城市高崎町東霧島
【主祭神】
鳥居の前に大きな赤鬼さまがお迎えされてます。
【相殿】
▪瓊瓊杵尊
▪天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)
▪彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)
▪鵜葺草葺不合尊
▪神日本磐余彦尊(かむやまといはれひこのみこと)
幸招大楠 ~性空上人御霊徳樹~
樹齢1000年 の楠木です。幹周910cm・高さが30m
鬼が一晩で造ったとされ、振り向かずに上ると願いが叶うという「鬼岩階段」また、東霧島神社には、鬼の神話があるそうです。
『その昔、悪事を働き村人を困らせる鬼がこの地に住んでいました。
ある日、鬼は村一番の美しい娘を嫁にしたいと思い霧島の神にお願いしたそうです。
そこで、霧島の神が「一晩のうちに千個の石を積み上げることが出来たら願いを叶えよう。しかし、出来ない時はこの地を立ち去れ」と言ったのだそうです。
鬼はみるみる石を積み上げ、999個を積んだところで、霧島の神が東の空を明るく照らし、鶏を一斉に鳴かしたので、鬼は夜が明けたと思い退散しました。』
さぁ鬼が一晩で作ったとされる「鬼岩階段」を登ってみたいと思います。階段の石なら一つ一つが大きいので、躓かないように一歩一歩気を付けて上りましょう。
鬼の話といえば、日向神話にも鬼の窟(おにのいわや)という昔話があります。こちらの主人公は瓊瓊杵尊と木花開耶姫命それと姫のお父さんのコノハナサクヤヒメがニニギノミコトと出会う前の話ですが...
『昔、西都原に鬼が住みついていた。ある日鬼は美しいコノハナサクヤヒメを見かけ、「是非とも嫁にしたい」と姫の父オオヤマツミに申し込んだ。
娘を鬼の嫁にするわけにはいかないオオヤマツミは「一晩で大きな岩屋を作りあげれば嫁にやろう。」と鬼に難題を出した。
しかし力持ちの鬼は夜明け前に岩屋を完成させ、安心して居眠りをし始めた。
そこへやって来たオオヤマツミは完成した岩屋を見て驚いた。困ったオオヤマツミは鬼の眠っている隙に石をひとつ抜き取り投げ捨てた。
夜が明け、鬼が目覚めるとすぐにオオヤマツミがやって来て「石の抜けた岩屋に娘を嫁にやるわけにはいかん。」と姫との縁談を断った。』
鬼が手玉にとられた、どことなく似ている神話と思いました。
フッ!結構上りきると達成感がありますよ。龍が飾られた山門が見えて来ました。迫力のある龍ですね✨
龍好きの著者にはたまりません。
拝殿から龍柱が確認されますね霧島東神社でも龍柱が確認出来ましたが格好いいですね。意味を知りたいですね。
龍の口から湧き出る御神水は、幸運・開運・厄除けのご利益があると言われています。それにしてもオリジナル龍が龍好きの著者のハート💓を..射止められましたね(ॢ˘͈ㅂ˘͈ ॢ)੭᷅ゥʊʊ・・・
イザナギとイザナミは多くの神々をも産み、最後に産んだ火の神である加具土命を生み火傷で亡くなります。その愛しい妻イザナミを恋い慕う悲しみの涙で凝り固まったのが、「神石」(神裂石・魔石・雷神石・割裂神石)であるといいます。
そして、夫イザナギが腰に付けていた「十握の剣(とつかのつるぎ)」で悲しみの涙で凝り固まった石を今後再びこのような災難に世人が遭わないように‥‥と、深き祈りの心を込めて三段に切ったといいます。この十塚剣はその後霧島山の土砂に埋まって所在が分から なくなりましたが、一羽の鳩が橘の木の上を旋回するのに気 付いた修行僧(性空上人)が木の下を掘ると、一点の曇りもない剣が土中の石鞘の中から現れたといいます。
その「十握の剣」は東霧島神社の神宝であり、厄除け・魔除けの神となり御社殿に鎮め納めておられるそうです。
と東霧島神社を参拝させて頂きましたが、「鬼岩階段」と「神石」の神話もあり、何か見えないけど凄い力を感じた神社さまでした。
霧島六社権現(きりしまろくしゃごんげん)
宮崎県と鹿児島県の県境にある霧島山の周辺にある以下の6つの神社の総称である。
霧島六社権現は、村上天皇の時代(平安時代中期)に霧島山などで修験道の修業を行った性空上人によって整備されたものである。
・霧島神宮 (鹿児島県霧島市)
・霧島岑神社 (宮崎県小林市)
・霧島東神社 (宮崎県西諸県郡高原町)
・東霧島神社 (宮崎県都城市)
・狭野神社 (宮崎県西諸県郡高原町)
・夷守神社 (明治時代に霧島岑神社に合祀)